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オリジンサーバーとは|元のコンテンツを持つ本館サーバー

オリジンサーバーは、Webサイトや配信データの元になるコンテンツを持つサーバーです。CDN、エッジサーバー、キャッシュとの違い、古い表示や障害時の確認ポイントを一つずつ確かめます。

オリジンサーバーとは|元のコンテンツを持つ本館サーバー

30秒でわかる答え

オリジンサーバーは、Webサイトや配信データの元になるコンテンツを持つサーバーです。CDNやエッジに控えがない場合や更新が必要な場合に、元のファイルや処理結果を取りに行く先になります。

TERM PRIMER

先に知っておく言葉

オリジンサーバー
元のデータを持っている中心のサーバー。CDNはここからデータを受け取ることがあります。
エッジサーバー
利用者に近い場所でデータを返すサーバー。CDNで表示を速くするために使われます。
CDN
世界中の近い場所から画像や動画などを届けやすくする配信ネットワークです。
キャッシュ
一度使ったデータを一時的に保存し、次に速く使えるようにするしくみです。
HTML
Webページの文章や見出し、画像の位置など、ページの骨組みを書くための言葉です。
API
アプリやサービス同士が決まった形でデータをやり取りするための入口です。

CDNやエッジサーバーとの違い

オリジンサーバーを理解するときは、CDNやエッジサーバーと分けるのが近道です。

言葉役割
オリジンサーバー元のコンテンツや処理結果を持つ本館
エッジサーバー利用者に近い場所で返す分室
CDN複数のエッジサーバーを使って届けやすくする仕組み
キャッシュエッジやブラウザなどに置かれる控え

イト

エッジサーバーの奥に、本館って書かれた扉があったよ

ピコ

そこがオリジンサーバーのたとえだよ。元のコンテンツを持つ場所として見よう

ユイ

分室の控えではなく、元データを見る場所なんですね

CDNやエッジサーバーが近くの分室だとすると、オリジンサーバーは本館です。エッジサーバーにキャッシュがない場合や、キャッシュを更新する場合、元の画像、HTML、CSS、APIの結果などを取りに行く先になります。

実際の画面のむこう側では、CDN、エッジサーバー、キャッシュ、アプリケーション、データベースなどが組み合わさります。第59話「オリジンサーバーは何を持っている?」の本館をたとえに、このページではオリジンサーバーを「元を持つ場所」として捉え、その役割を確かめます。

本館に置かれる元データ

たとえば、Webサイトの画像、CSS、JavaScript、HTML、APIの返事などが、オリジン側から作られたり置かれたりします。CDNを使っている場合でも、エッジサーバーが本館へ取りに行く先としてオリジンサーバーが残ります。

ラボのたとえでは、オリジンサーバーはサーバー図書館の本館です。エッジ分室には控えがある場合がありますが、本館には元の材料があります。

イトとユイとピコが、元のコンテンツを持つサーバー図書館の本館を見ている
オリジンサーバーは、CDNの控えではなく元のコンテンツを持つ側として考えると整理しやすくなります。

エッジサーバーにキャッシュがある場合は、エッジから返せます。キャッシュがない場合や更新が必要な場合は、オリジンサーバーへ取りに行くことがあります。CDN側の働きは CDNとは と合わせると分けやすくなります。

マコトとピコが、本館サーバーと近くのエッジ分室のつながりを地図台で確認している
エッジに控えがあれば近くから返せますが、必要に応じてオリジンサーバーへ取りに行きます。

マコト

オリジンは本館、エッジは近くの分室、CDNはその全体の仕組みなんだね

ユイ

元と控えを分けるだけで、古い表示の原因も追いやすくなります

オリジンサーバーの役割と持っているもの

オリジンサーバーには、サイトやサービスの元になるものが置かれたり、そこで生成されたりします。

例としては、次のようなものがあります。

  • HTMLやページの生成結果
  • 画像、CSS、JavaScript、フォント
  • 動画や音声の元ファイル
  • APIの返事
  • アプリケーションの処理
  • データベースから取り出した内容

ただし、すべてが同じ1台にあるとは限りません。実際には、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベース、ストレージなどに分かれる場合があります。初心者の入口では、「CDNの控えではなく、元を持つ側」と考えると整理しやすくなります。

更新時に見るポイント

画像やCSSを更新したのに、画面が変わらない場合があります。

このときは、次の順番で分けます。

  1. オリジンサーバー側のファイルは更新されているか
  2. エッジサーバーのキャッシュが古くないか
  3. ブラウザキャッシュが古くないか
  4. ファイル名やURLが変わっているか
  5. CDNのパージが必要か
  6. アプリケーションが古い結果を返していないか

オリジンサーバーに新しいファイルが置かれていなければ、CDNをパージしても新しい内容は返りません。反対に、オリジンは新しいのにエッジのキャッシュが古い場合もあります。

障害時にオリジンを見る理由

オリジンサーバーに問題があると、CDNやエッジサーバーにも影響する場合があります。

たとえば、エッジにキャッシュがある画像は返せても、新しいページやAPIは返せないことがあります。キャッシュ済みの静的ファイルは見えるのに、ログイン後の画面や管理画面が開かない、というように、見える場所によって症状が変わる場合もあります。

確認するときは、次を分けます。

  • エッジのキャッシュから返っているもの
  • オリジンへ取りに行く必要があるもの
  • アプリケーションやデータベースが必要なもの
  • ログイン状態やCookieが関係するもの
  • DNSやCDN設定が関係するもの

「サイトが落ちた」と一言でまとめず、どの経路で、どの内容が返っていないのかを見ると原因に近づきやすくなります。

オリジンを守る考え方

オリジンサーバーは元を持つ場所なので、守り方も大切です。

CDNを使う場合、利用者からのアクセスをエッジサーバーで受け、オリジンへの直接アクセスを制限する構成にすることがあります。これにより、オリジンへの負荷を下げたり、攻撃を受けにくくしたりする助けになります。

ただし、設定はサービスや環境によって変わります。オリジンをどこに置くか、CDNからだけ受け付けるか、管理画面をどう守るか、バックアップをどう取るかなど、運用全体で考えます。

サーバーを置く施設はデータセンターとは、インターネット越しに使う考え方はクラウドとはで確認できます。

オリジンサーバー確認ワークとクイズ

画像を差し替えたのに古い表示が残る場面を想像して、次の三つを分けてください。

  1. オリジンサーバーの元ファイルは新しいか
  2. エッジサーバーのキャッシュは新しいか
  3. ブラウザのキャッシュは新しいか

Q1. オリジンサーバーを一文でいうと?

オリジンサーバーは、Webサイトや配信データの元になるコンテンツを持つサーバーです。

Q2. エッジサーバーとの違いは?

オリジンサーバーは元を持つ本館、エッジサーバーは利用者に近い分室として返す場所です。

Q3. オリジンが新しくても古い表示が出ることはありますか?

あります。エッジサーバーやブラウザに古いキャッシュが残っている場合があります。

LAB WHITEBOARD

自分の言葉で説明してみよう

「オリジンサーバーが元のコンテンツを持つ場所であること、CDNやエッジサーバーとの違い、更新や障害時にどこを確認するかを説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。

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