インターネットとは|世界中のネットワークをつなぐ土台

30秒でわかる答え

インターネットは、世界中のネットワーク同士を共通のルールでつなぎ、データをやり取りできるようにする土台です。Webはその上で使われる仕組みの一つで、近くの端末を無線でつなぐWi-Fiとも役割が違います。

いつもの通信を5項目でたどってみよう

身近な場面を一つ選び、流れを短く書いてみます。

  1. 何をしたか: 動画を見る、検索する、メッセージを送るなど
  2. どの端末を使ったか: スマホ、パソコン、タブレットなど
  3. 近くの接続は何か: Wi-Fi、スマホ回線、有線LANなど
  4. 相手はどこか: 動画サービス、検索サービス、チャットサービスなど
  5. 返ってくるものは何か: 動画、検索結果、メッセージなど

家のWi-Fiとインターネットを別の丸で描き、その間をルーターで結んでみてください。違いを一つ見つけたら、もう「全部同じ」に戻らなくて大丈夫です。

TERM PRIMER

先に知っておく言葉

インターネット
世界中のコンピューターやサーバーをつなぐ大きなネットワークです。
ネットワーク
機器どうしをつなぎ、データをやり取りできるようにしたまとまりです。
Web
ブラウザでページを開いたりリンクをたどったりする、インターネット上のしくみの一部です。
Wi-Fi
ケーブルを使わず、電波で端末をネットワークにつなぐしくみです。
サーバー
データを保存したり、ほかの端末に届けたりする役割を持つコンピューターです。
ルーター
データの行き先を見て、次にどの道へ送るかを決める機器です。

マコト

ブラウザ工房の外に、世界中へ伸びる地図が見えるね

イト

インターネットって、あの道ぜんぶのこと?

ピコ

近いよ。世界中のネットワーク同士をつなぎ、データをやり取りできる土台として見よう

家のWi-Fi、学校や会社のネットワーク、スマホの回線、動画サービスのサーバー、海外のデータセンターは、それぞれ別の場所にあります。実際には、それらが通信の約束に従ってデータを送り合うことで、私たちは検索したり、動画を見たり、メッセージを送ったりできます。

第69話「インターネットは何をつないでいる?」では、レンダリング作業台の外へ出て、ブラウザが使っていた広い道の地図を見ます。画面のむこう側で、インターネットが何をつないでいるのかを一つずつ確かめます。

インターネットを先にいうと

インターネットは、ひとつの巨大な機械ではありません。

たくさんのネットワークがつながり、共通のルールでデータをやり取りできるようにした仕組みです。家の中のネットワーク、会社のネットワーク、回線事業者のネットワーク、サービス側のネットワークがつながり、必要な相手へデータを届けます。

親子で説明するときは子ども向けインターネットの仕組み、読む順番に迷うときは初心者向けインターネット説明も使えます。

たとえで言えば、町の道、駅、港、案内板、配送所がつながった広い交通網です。ただし現実には、道路ではなく、端末、ルーター、回線、サーバー、データセンター、通信ルールが組み合わさって動きます。

マコトとイトとピコが、複数の小さなネットワークがつながる土台を床の模型で見ている
インターネットは、一つの機械ではなく、たくさんのネットワークがつながってできる土台です。

WebやWi-Fiとの違い

インターネットと混ざりやすい言葉に、WebとWi-Fiがあります。

この三つは同じ意味ではありません。

言葉ざっくりした意味
インターネット世界中のネットワークをつなぐ土台
Webブラウザでページを見るための仕組みや情報の集まり
Wi-Fi近くの端末を無線でルーターへつなぐ方法
サーバーリクエストを受け取り、データや機能を返す側

たとえば、ノートパソコンでWebページを開く場合、まずWi-Fiで家やラボのルーターにつながります。その先でインターネットへ出て、目的のサーバーからWebページのデータを受け取ります。Webはインターネットの上で使われる代表的なサービスの一つ、と考えると分けやすくなります。

ユイとピコが、ルーター、ブラウザ画面、外へ続く通信路を分けて確認している
Wi-Fi、Web、インターネットは近い言葉ですが、見ている役割が違います。

ユイ

Wi-Fiにつながることと、インターネットへ出られることは別に考えるんですね

ピコ

そう。近くの接続と、外のネットワークへの道を分けると確認しやすいよ

データが届く大まかな流れ

Webページを開く場面で、インターネットの流れを見てみます。入口の読み方はURLとはで確認できます。

  1. ブラウザにURLを入れる
  2. ドメイン名から宛先を探す
  3. 端末からルーターや回線へ通信が出る
  4. いくつかのネットワークを通って目的のサーバーへ向かう
  5. サーバーがHTMLや画像などのデータを返す
  6. ブラウザが受け取った材料を画面に組み立てる

この途中で、URL、DNS、IPアドレス、HTTP、サーバー、ブラウザ、レンダリングといった言葉が出てきます。インターネットは、それらの部品が動ける広い土台です。

細かな技術名を全部覚えるより、最初は「端末から外へ出て、相手を探し、お願いを送り、返事が戻る」と考えると入りやすくなります。

データは小さく分かれる

動画でもWebページでも、データは大きな塊のまま運ばれるとは限りません。

実際の通信では、データが小さな単位に分けられ、それぞれに宛先や順番の手がかりが付く場合があります。この小さな荷物の考え方は、パケットとは で詳しく扱います。

ラボのたとえでは、ひとつの大きな本を丸ごと運ぶ代わりに、ページを小さな封筒に分けて送るようなものです。封筒が途中で別の道を通ることもありますが、受け取る側で順番や中身を確認し、使える形に戻します。

この考え方を知っていると、動画が途中で止まる、画像だけ遅い、メッセージは届くのに動画は重い、といった違いも少しずつ分けて見られます。

インターネットの役割とつながる場所

インターネットは、一つの会社や一台の機械だけで動いているわけではありません。

インターネットの役割は、端末と端末、端末とサーバー、ネットワーク同士がデータをやり取りできる場所を用意することです。端末を作る会社、回線を提供する会社、Wi-Fiルーター、データセンター、クラウド事業者、Webサービス、ブラウザなど、いろいろな役割が組み合わさります。国や地域をまたぐ通信では、海底ケーブルや国際的なネットワークも関係する場合があります。

だから、ページが開かないときに「インターネットが全部壊れた」と考える必要はありません。自分の端末、近くのWi-Fi、回線、DNS、サーバー、サービス側の障害など、確認場所は分けられます。

遅い・つながらないときの見方

インターネットを理解する目的は、用語を覚えることだけではありません。

ページが遅い、動画が止まる、ログインできない、画像だけ出ないといった場面で、どこを見ればよいかを分けるためにも役立ちます。

確認場所を近い順に並べると、次のようになります。

  1. 端末: ブラウザ、アプリ、入力したURL、キャッシュ
  2. 近くの通信: Wi-Fi、ルーター、スマホ回線
  3. 名前の確認: DNSが宛先を見つけられているか
  4. 通り道: 回線の混雑や経路の問題がないか
  5. 相手側: サーバーやサービス側が応答しているか
  6. 画面表示: ブラウザで材料を描く処理が重くないか

「ネットが悪い」とまとめず、どの場所に近い問題かを分けると、次の確認がしやすくなります。環境によって複数の原因が重なる場合もあります。

イト

Wi-Fiだけを見て、インターネット全部だと思わない方がいいんだね

ピコ

そう。家の中の入口と、その先に続くネットワークを分けて見よう

インターネット確認クイズ

Q1. インターネットとWebは同じ意味ですか?

同じではありません。Webはインターネット上で使われる仕組みの一つです。

Q2. Wi-Fiにつながっていれば、外のインターネットへ出られるとは限りますか?

限りません。端末がルーターに接続できていても、ルーターの先の回線やサービス側で問題が起きている場合があります。

Q3. インターネットを一文で説明するなら?

世界中のネットワークを共通のルールでつなぎ、データをやり取りできるようにする土台です。

この記事について

LAB WHITEBOARD

自分の言葉で説明してみよう

「インターネットが世界中のネットワークをつなぐ土台であること、WebやWi-Fiとの違い、データが届く大まかな流れ、確認場所を説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。