TERM PRIMER
先に知っておく言葉
自分の言葉で説明してみよう
家の通信を、入口から端末までの地図として見てみます。
実際の構成は契約や機器によって違います。ONUとルーターが一体になっている場合もあれば、別々の機器として置かれている場合もあります。マンションでは建物内の配線方式が関係することもあります。
- ONU、ルーター、Wi-Fi機器の場所を確認する
- テレビやパソコンが有線かWi-Fiかを見る
- ルーターから遠い場所で速度や安定性が変わるか考える
- 動画が止まるとき、別端末や別サービスでも起きるか比べる
- 速さの問題か、反応の遅れの問題かを分けてメモする
光回線は、____________を使って家まで通信を運ぶ道です。
ONUは、____________を橋渡しします。
Wi-Fiが遅いときも、原因は光回線だけでなく____________に分けて見ます。
答えの例は、「光ファイバー」「光信号と家庭内の通信」「ルーター、Wi-Fi、端末、サービス側」です。光回線を説明するときは、家までの道と家の中の道を分けるのがコツです。
画面では、スマホやテレビがWi-Fiにつながっているだけに見えます。けれど画面のむこう側では、家の外の光ファイバー、宅内のONU、ルーター、Wi-Fi、プロバイダーや通信事業者の設備、さらに遠くのサーバーまでがつながっています。
第90話「光回線はどう家まで来る?」では、第89話で見たインターネットTVの配信レーンから、家の壁にある光の入口へ進みます。光信号が家に入り、端末が使える通信に変わっていく流れを見ます。
番組データが家に届く道
たとえば、テレビで配信番組を見るとき、番組データは配信サービスからインターネットを通り、通信事業者の設備を通って、自宅の光回線へ入ってきます。家の中ではONUが光信号を扱い、ルーターが家庭内の端末へ通信を分け、Wi-FiやLANケーブルでテレビやスマホに届きます。光がケーブルの中をどう進むかは、光ファイバーの仕組み で詳しく見られます。
国や大陸をまたぐ大きな線へ広げるなら、インターネット 海底ケーブル も役に立ちます。
ラボのたとえでは、光回線は家まで続く光の線路です。線路の終点にある駅がONUで、そこから家の中の道案内をするのがルーターです。

マコト
番組データがテレビに届くには、家まで入ってくる回線も大事だね
イト
光回線って、光がそのままスマホまで飛んでくるの?
ピコ
家の入口までは光の信号。そこから先はONUやルーターが橋渡しするよ
家に入るまでの流れ
光回線は、だいたい次のような役割に分けられます。
- 通信事業者の設備から自宅まで光ファイバーが引かれる
- 家の中のONUが光信号を扱う
- ルーターが家庭内の端末へ通信を分ける
- Wi-FiやLANケーブルでスマホ、パソコン、テレビに届く
- 端末からの通信も同じように家の外へ戻っていく
ユイ
光回線とWi-Fiは同じ言葉ではないんですね
ピコ
そう。光回線は家までの道、Wi-Fiは家の中で端末へ飛ばす道として分けると見やすいよ
回線の上で使われる住所の新旧を見たいなら、IPv4とIPv6の違い が自然です。
ONU、ルーター、Wi-Fiの役割
光回線でよく混ざるのが、ONU、ルーター、Wi-Fiです。
| 名前 | 近い役割 |
|---|---|
| 光ファイバー | 光信号を使って家と設備をつなぐ線 |
| ONU | 光信号と家庭内で扱う通信を橋渡しする装置 |
| ルーター | 家の中の複数端末へ通信を分ける装置 |
| Wi-Fi | 端末を無線でルーターへつなぐ方法 |
| LANケーブル | 端末を有線でつなぐ方法 |
「光回線が遅い」と感じても、家までの回線が原因とは限りません。Wi-Fiが弱い、ルーターが古い、テレビだけ遠い、端末が重い、サービス側が混雑している、といった場合もあります。どの場所の話かを分けると、確認がしやすくなります。

速さと遅延の見方
光回線では、速さと遅延を分けて見ることが大切です。
速さは、一定時間にどれくらいのデータを運べるかに近い考え方です。動画を高画質で見る、大きなファイルをダウンロードする、複数人が同時に通信する場面で関係します。
遅延は、相手に届いて返ってくるまでの時間に近い考え方です。オンラインゲーム、ビデオ会議、ライブ配信のコメント、リモート操作などでは、速さだけでなく遅れの小ささも体験に関係します。
| 画面で気になること | 関係しやすい見方 |
|---|---|
| 動画の画質が下がる | 速度、Wi-Fi、混雑 |
| ゲームで反応が遅い | 遅延、経路、Wi-Fi |
| ビデオ会議で声が遅れる | 上り通信、遅延、端末 |
| ダウンロードが遅い | 下り速度、サーバー側、混雑 |
遅い、切れるときに見る場所
光回線が遅く感じるときは、家の外から中まで順番に見ます。
| 起きていること | 近い確認場所 |
|---|---|
| 家中の端末が遅い | 回線、ルーター、混雑、通信事業者側 |
| テレビだけ止まる | テレビのWi-Fi、アプリ、設置場所 |
| スマホだけ遅い | スマホ本体、Wi-Fi接続、距離 |
| 有線は速いがWi-Fiは遅い | Wi-Fiの電波、ルーター、干渉 |
| 夜だけ遅い | 回線やサービスの混雑 |
確認するときは、同じ場所で別端末を試す、Wi-FiではなくLANケーブルで試す、ルーターを再起動する、サービス側のお知らせを見る、といった切り分けが役に立つ場合があります。

光回線とWi-Fiの混同を確かめる
Q1. 光回線とWi-Fiは同じですか?
同じではありません。光回線は家までの通信の道、Wi-Fiは家の中で端末を無線接続する道として分けて考えます。
Q2. ONUは何をする装置ですか?
光ファイバーの信号と、家庭内で使う通信を橋渡しする装置です。
Q3. 光回線なら、いつでもすべての動画が止まらないと言えますか?
そうとは限りません。Wi-Fi、ルーター、端末、混雑、配信サービス側なども関係します。
LAB WHITEBOARD
自分の言葉で説明してみよう
「光回線が、光ファイバー、ONU、ルーター、Wi-Fi、通信事業者の設備を通って端末とインターネットをつなぐ仕組みだと説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。




