仕組みを知る

サブドメインとは|同じドメインの中で用途を分ける名前

サブドメインは、example.com の前に blog や shop などの名前を足し、同じドメインの中で用途や場所を分ける名前です。URL、DNS、ドメイン、別サイト運用との違いを区別して考えます。

サブドメインとは|同じドメインの中で用途を分ける名前

30秒でわかる答え

サブドメインとは、blog.example.comのようにドメイン名の前に名前を足し、同じドメインの中で用途や場所を分ける名前です。example.com/blog/のように、後ろのパスで分ける方法とはURLの構造が違います。

TERM PRIMER

先に知っておく言葉

サブドメイン
ドメインの前に名前を足し、同じドメインの中で用途を分ける名前です。blog.example.com の blog の部分です。
ドメイン
Webサイトの場所を人が覚えやすい名前で表したものです。例として example.com があります。
DNS
人間が読めるドメイン名を、コンピューターが使う住所に変換するしくみです。
URL
Web上のページやファイルの場所を示す住所のような文字列です。
ネームサーバー
ドメイン名とIPアドレスなどの情報を管理し、問い合わせに答えるサーバーです。

URLの中で見る場所

サブドメインは、URLのドメイン名部分に現れます。

https://blog.example.com/articles/

この例では、blog.example.com がドメイン名に関わる部分で、blog がサブドメインとして使われています。/articles/ はサイト内のページや場所を示すパスです。

URLを見るときは、サブドメイン、登録して使うドメイン名、パスを分けます。

部分例見方
サブドメインblog用途や場所を分ける名前
ドメイン名のまとまりexample.com登録して使う名前のまとまり
パス/articles/サイト内のページや場所

example.com/blog/ のようにパスで分ける方法もあります。blog.example.com のようにサブドメインで分ける方法とは、URLの構造も運用の仕方も違う場合があります。

ピコ

ドメイン名の建物には、用途ごとの別館を作れることがあるよ

ユイ

IPv4とIPv6の住所札の先に、ドメイン名の建物がありました

イト

blog.example.com と shop.example.com は、同じ仲間なの?

画面ではURLの一部として見えます。けれど画面のむこう側では、その名前に対してDNS設定があり、Webサイト、管理画面、ブログ、ショップ、メール関連サービスなど、別々の行き先へ向けられる場合があります。サブドメインは、見た目の名前だけでなく、運用やDNSの設定とも関係します。

第92話では、ドメイン名の建物にある別館をたとえにして、サブドメインが何を分けているのかを見ていきます。

本館と別館のたとえで見る

まず土台になる名前の仕組みを確認したい場合は、ドメインとは を先に見ると、親の名前と枝分かれした名前を分けやすくなります。

たとえば、example.com というドメインがあるとします。その前に blog を付けると blog.example.com、shop を付けると shop.example.com になります。これらの blog や shop の部分を、サブドメインとして見ることがあります。

ラボのたとえでは、example.com が本館で、blog.example.com や shop.example.com は別館です。本館と別館は同じ敷地に見えますが、実際には別のサーバーや別のサービスへ向けられる場合もあります。

ユイとイトとピコが、同じ敷地にある本館と別館のドメイン建物模型を見ている
サブドメインは、同じドメインの中で用途や場所を分けるための名前として使われます。

マコト

blog.example.com と example.com/blog は、見た目も運用も分けて考えるんだね

ピコ

そう。どちらもブログに使えるけれど、名前の分け方が違うよ

サブドメインが使われる場面

サブドメインは、用途を分けたいときに使われます。

サブドメインの例使われ方の例
www.example.comWebサイトの入口として使う
blog.example.comブログを分ける
shop.example.comECサイトを分ける
support.example.comサポートページを分ける
admin.example.com管理画面を分ける場合がある

ただし、この表は代表例です。どの名前を何に使うかは、運用者やサービスの設定によって変わります。サブドメイン名だけで、安全性や中身を決めつけないことも大切です。

DNS設定との関係

サブドメインを使うには、名前を決めるだけでは足りません。

実際には、そのサブドメインをどこへ向けるかをDNSで設定します。Webサーバーへ向ける場合もあれば、別のクラウドサービス、ショップサービス、メール関連サービスへ向ける場合もあります。

たとえば、blog.example.com をブログサービスへ向け、shop.example.com をECサービスへ向けることがあります。同じ example.com の仲間に見えても、画面のむこう側では別々のサービスが動いている場合があります。

マコトとユイとピコが、DNS設定カウンターで別館名カードから別々の行き先へ伸びる光を確認している
サブドメインは、DNS設定によってWebサーバーや別サービスなどへ向けられる場合があります。

このため、サイト運用では次のような確認が必要になります。

  • サブドメイン名を何に使うか
  • DNSでどのサーバーやサービスへ向けるか
  • HTTPS証明書がそのサブドメインに対応しているか
  • 本体サイトとログインやCookieの扱いがどう違うか
  • 使わなくなったサブドメインの設定が残っていないか

サブドメインと安全確認の注意点

サブドメインは、安全確認でも大切です。

たとえば、login.example.com は example.com のサブドメインとして見えます。一方で、example-login.com は別のドメイン名です。見た目が似ていても、所属する名前のまとまりが違います。

重要な画面では、右側から落ち着いて読みます。example.com の前に login が付いているのか、example-login.com という別の名前なのかを分けます。

URLの例見方
https://login.example.com/example.com のサブドメイン
https://example-login.com/example.com とは別のドメイン
https://example.com/login/example.com の中のパス

ログイン、支払い、管理画面では、サブドメインと似たドメインを混同しないことが大切です。

サブドメイン確認ワークとクイズ

次のURLを、サブドメイン、ドメイン名のまとまり、パスに分けてみます。

https://support.example.com/help/

サブドメイン: ______
ドメイン名のまとまり: ______
パス: ______

答えの例:

  • サブドメイン: support
  • ドメイン名のまとまり: example.com
  • パス: /help/

Q1. サブドメインとは何ですか?

ドメイン名の前に名前を足して、同じドメインの中で用途や場所を分ける名前です。

Q2. blog.example.com と example.com/blog/ は同じ構造ですか?

同じ構造ではありません。前者はサブドメインで分け、後者はパスで分けています。

Q3. サブドメインを作れば、それだけでサイトが表示されますか?

名前だけでは足りません。DNS設定、サーバーやサービス側の設定、HTTPS証明書などが関係します。

LAB WHITEBOARD

自分の言葉で説明してみよう

「サブドメインが、ドメイン名の前に名前を足して用途や場所を分ける仕組みであり、DNS設定やURLの読み方と関係することを説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。

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