TERM PRIMER
先に知っておく言葉
URLの中で見る場所
サブドメインは、URLのドメイン名部分に現れます。
https://blog.example.com/articles/
この例では、blog.example.com がドメイン名に関わる部分で、blog がサブドメインとして使われています。/articles/ はサイト内のページや場所を示すパスです。
URLを見るときは、サブドメイン、登録して使うドメイン名、パスを分けます。
| 部分 | 例 | 見方 |
|---|---|---|
| サブドメイン | blog | 用途や場所を分ける名前 |
| ドメイン名のまとまり | example.com | 登録して使う名前のまとまり |
| パス | /articles/ | サイト内のページや場所 |
example.com/blog/ のようにパスで分ける方法もあります。blog.example.com のようにサブドメインで分ける方法とは、URLの構造も運用の仕方も違う場合があります。
ピコ
ドメイン名の建物には、用途ごとの別館を作れることがあるよ
ユイ
IPv4とIPv6の住所札の先に、ドメイン名の建物がありました
イト
blog.example.com と shop.example.com は、同じ仲間なの?
画面ではURLの一部として見えます。けれど画面のむこう側では、その名前に対してDNS設定があり、Webサイト、管理画面、ブログ、ショップ、メール関連サービスなど、別々の行き先へ向けられる場合があります。サブドメインは、見た目の名前だけでなく、運用やDNSの設定とも関係します。
第92話では、ドメイン名の建物にある別館をたとえにして、サブドメインが何を分けているのかを見ていきます。
本館と別館のたとえで見る
まず土台になる名前の仕組みを確認したい場合は、ドメインとは を先に見ると、親の名前と枝分かれした名前を分けやすくなります。
たとえば、example.com というドメインがあるとします。その前に blog を付けると blog.example.com、shop を付けると shop.example.com になります。これらの blog や shop の部分を、サブドメインとして見ることがあります。
ラボのたとえでは、example.com が本館で、blog.example.com や shop.example.com は別館です。本館と別館は同じ敷地に見えますが、実際には別のサーバーや別のサービスへ向けられる場合もあります。

マコト
blog.example.com と example.com/blog は、見た目も運用も分けて考えるんだね
ピコ
そう。どちらもブログに使えるけれど、名前の分け方が違うよ
サブドメインが使われる場面
サブドメインは、用途を分けたいときに使われます。
| サブドメインの例 | 使われ方の例 |
|---|---|
www.example.com | Webサイトの入口として使う |
blog.example.com | ブログを分ける |
shop.example.com | ECサイトを分ける |
support.example.com | サポートページを分ける |
admin.example.com | 管理画面を分ける場合がある |
ただし、この表は代表例です。どの名前を何に使うかは、運用者やサービスの設定によって変わります。サブドメイン名だけで、安全性や中身を決めつけないことも大切です。
DNS設定との関係
サブドメインを使うには、名前を決めるだけでは足りません。
実際には、そのサブドメインをどこへ向けるかをDNSで設定します。Webサーバーへ向ける場合もあれば、別のクラウドサービス、ショップサービス、メール関連サービスへ向ける場合もあります。
たとえば、blog.example.com をブログサービスへ向け、shop.example.com をECサービスへ向けることがあります。同じ example.com の仲間に見えても、画面のむこう側では別々のサービスが動いている場合があります。

このため、サイト運用では次のような確認が必要になります。
- サブドメイン名を何に使うか
- DNSでどのサーバーやサービスへ向けるか
- HTTPS証明書がそのサブドメインに対応しているか
- 本体サイトとログインやCookieの扱いがどう違うか
- 使わなくなったサブドメインの設定が残っていないか
サブドメインと安全確認の注意点
サブドメインは、安全確認でも大切です。
たとえば、login.example.com は example.com のサブドメインとして見えます。一方で、example-login.com は別のドメイン名です。見た目が似ていても、所属する名前のまとまりが違います。
重要な画面では、右側から落ち着いて読みます。example.com の前に login が付いているのか、example-login.com という別の名前なのかを分けます。
| URLの例 | 見方 |
|---|---|
https://login.example.com/ | example.com のサブドメイン |
https://example-login.com/ | example.com とは別のドメイン |
https://example.com/login/ | example.com の中のパス |
ログイン、支払い、管理画面では、サブドメインと似たドメインを混同しないことが大切です。
サブドメイン確認ワークとクイズ
次のURLを、サブドメイン、ドメイン名のまとまり、パスに分けてみます。
https://support.example.com/help/
サブドメイン: ______
ドメイン名のまとまり: ______
パス: ______
答えの例:
- サブドメイン: support
- ドメイン名のまとまり: example.com
- パス: /help/
Q1. サブドメインとは何ですか?
ドメイン名の前に名前を足して、同じドメインの中で用途や場所を分ける名前です。
Q2. blog.example.com と example.com/blog/ は同じ構造ですか?
同じ構造ではありません。前者はサブドメインで分け、後者はパスで分けています。
Q3. サブドメインを作れば、それだけでサイトが表示されますか?
名前だけでは足りません。DNS設定、サーバーやサービス側の設定、HTTPS証明書などが関係します。
LAB WHITEBOARD
自分の言葉で説明してみよう
「サブドメインが、ドメイン名の前に名前を足して用途や場所を分ける仕組みであり、DNS設定やURLの読み方と関係することを説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。




