動画1時間で何ギガ使う?画質別のデータ量の目安

30秒でわかる答え

動画1時間で何ギガ使う?

画質とサービスしだいで20倍を超える幅が出ます。 動画1時間の通信量はサービスと画質で変わります。 Netflix公式例では低画質最大0.3GB、標準最大0.7GB、HD最大3GB、4K最大7GBです。

一文定義
画質とサービスしだいで20倍を超える幅が出ます

あなたの場合は? 通信量を計算する

公式の最大値または仮定した通信量と、見る時間から計算します。

視聴条件

計算練習用の仮定です。実測値や解像度別の保証値ではありません。

条件を選び、計算ボタンを押してください。

入力値は保存せず、アクセス解析にも送りません。

Netflixの画質設定別|動画1時間の通信量

画質・解像度1時間あたり10時間で
Netflix 低画質低画質設定最大約0.3GBNetflix公式例・最大値最大約3GB(同条件)
Netflix 標準画質標準画質設定最大約0.7GBNetflix公式例・最大値最大約7GB(同条件)
Netflix 高・SD高設定の標準画質最大約1GBNetflix公式例・最大値最大約10GB(同条件)
Netflix HDHD最大約3GBNetflix公式例・最大値最大約30GB(同条件)
Netflix 4K2160p最大約7GBNetflix公式例・最大値最大約70GB(同条件)

表はNetflixの設定別の値です。モバイルアプリの通信量設定は別の案内になります。数値は公式の1台・1時間あたりの最大値で、実測平均や別サービスの保証値ではありません。

動画1時間の通信量は、画質とサービスの設定で変わる

計算に使う通信量の決まり方を確認しましょう。動画のデータ量は、1秒あたりのデータ量 × 秒数で決まります。

1時間は3600秒です。だから、1秒あたりに使うデータ量が2倍になれば、1時間分も2倍になります。同じ圧縮方式などの条件で画質を上げると、この「1秒あたり」が増える場合があります。時間を延ばしたわけではないのに、消費が跳ね上がるのはこのためです。

この1秒あたりのデータ量のことを、動画の世界ではビットレートと呼びます。単位はMbpsで表されることが多く、ストリーミングとはで見た「受け取りながら再生する」動きは、この量を毎秒受け取り続けることで成り立っています。Mbpsの小文字のbは、0か1を表す情報の最小単位ビットを指しています。

TERM PRIMER

先に知っておく言葉

データ
コンピューターが扱う情報。文字、画像、音、動画、Webサイトもデータとして扱われます。
ストリーミング
動画や音楽を全部保存し終える前に、受け取りながら再生する方法です。
Mbps
1秒間にどれくらいのデータを送れるかを表す通信速度の単位です。
ダウンロード
データを端末に保存してから使うこと。ストリーミングとは使い方が少し違います。
バッファリング
再生が止まらないよう、少し先のデータをためておくことです。

ユイ

動画を見るとギガが減るのはわかるんです。でも、どれくらい減ってるのか出てこなくて

マコト

じゃあ、量りに乗せてみようか。同じ1時間でも、重さがぜんぜん違うんだよ

動画1時間あたりのデータ量は、画質とサービスしだいで20倍を超える幅が出ます。迷ったときの具体例として、Netflix公式は1台・1時間あたり、低画質最大0.3GB、標準画質最大0.7GB、HD最大3GB、4K最大7GBと案内しています。YouTubeなど別サービスでは圧縮方式や自動画質が異なるため、この数字を共通保証にはしません。

ユイがラボのホワイトボードに書いたのは「1時間=何ギガ?」という一行でした。答えを一つの数字で書けないのは、ごまかしているからではありません。動画のデータ量は時間だけでは決まらないからです。ここでは、何が重さを決めているのかを整理していきます。

映像が時間順のデータとして積み上がる様子は、第77話「何を重ねる? 絵と音の時間ライン」で先に見られます。

高画質の動画ほど通信量が増えやすいのはなぜ?

たとえでいうと、動画1本を量りに乗せる場面を思い浮かべてください。

同じ1時間のアニメでも、量りの針が指す位置は画質で変わります。画質とは、いわば箱の詰め方の細かさです。ざっくり詰めれば軽い。すみずみまで細かく詰めれば重い。中身の場面は同じでも、詰め方が変われば重さが変わります。

  • ざっくり詰めた箱: 輪郭がにじむ。持ち上げやすい
  • ふつうに詰めた箱: 見るには十分。片手で持てる
  • びっしり詰めた箱: 髪の毛の一本まで入っている。両手でやっと

ただし実際には、詰め方の細かさは解像度だけで決まるものではありません。動きの激しさ、色の複雑さ、圧縮のやり方(コーデック)によっても変わります。同じ1080pでも、静かな会話劇と、爆発が続くアクションでは、必要なデータ量が違ってくることがあります。新しい圧縮方式を使うサービスでは、同じ見た目でも軽く済む場合もあります。

1080pの動画1時間は何ギガ?

1080pという解像度だけでは、1時間の通信量は決まりません。Netflixは高画質(HD)の最大値を3GB/時と案内していますが、1080pの動画すべてが1〜3GBに収まるという保証ではありません。

見積もるときは、利用中の動画サービスの「1時間あたりの通信量」と、選んだ設定を確認します。案内がない場合、3GBを全サービス共通の上限にせず、端末や契約回線の使用量表示で実際に使った量を確かめてください。

7GBで動画は何分見られる?

ここでは、平均して1時間に1GB使う動画を仮定します。残り7GBをすべて使うなら、7 ÷ 1 = 約7時間(420分)です。30分なら約0.5GB、2時間なら約2GBになります。特定サービスの保証値ではありません。

計算に使う量をこう仮定した場合7GBをすべて動画に使う場合
平均1GB/時約7時間(420分)
平均3GB/時約2時間20分(140分)
平均7GB/時約1時間(60分)

Netflixの公式表は「最大値」で、常に同じ量を使うという意味ではありません。上の表は一定量を使い続ける仮定の計算です。SNSやWeb閲覧、更新にも通信量を使うので、契約残量ぎりぎりまで見られると約束する数字ではありません。

Wi-Fiでも動画のデータは届きます。携帯回線の通信量として数えられるかは使った回線によって変わり、Wi-Fiという名前だけで無制限・無料とは決まりません。

ビットレートから動画の通信量を計算する

なぜ、ここまで桁が変わるのでしょうか。

画質を上げると、画面の中の点(画素)の数が増えます。1080pから4Kへ上げると、たての点もよこの点も、それぞれおよそ2倍になります。掛け算なので、点の数は約4倍です。さらに、細かい映像ほど、動きを表すための情報も増えていきます。

  • 秒数が2倍 → データ量は約2倍(まっすぐ増える)
  • 1秒あたりのデータ量が2倍 → データ量は約2倍
  • 解像度がたてよこ2倍 → 点の数は約4倍(掛け算で増える)

だから「長く見たから重い」より、「細かく見たから重い」のほうが効くことがあります。30分の4K動画は、2時間の標準画質より重くなる場合があります。

マコト

じゃあ聞くけど、同じ1時間なのに重さが変わるのは、何が違うからだろう

ユイ

……1秒に詰めてる量、ですか。時間じゃなくて、そっちが効いてたんだ

自動画質が使われる場面では目安が出しにくい

ここで、目安が読みにくくなる場面があります。自動画質です。

多くのサービスでは、画質は自動で切り替わります。画質が自動で変わる仕組みで見たとおり、通信状態やバッファの余裕を見ながら、プレイヤーが受け取るデータを選び直しています。

つまり、1時間の視聴のあいだに、HDで見ていた時間と、標準画質に落ちていた時間が混ざります。すると実際の消費は、表のどの行にもぴったり当てはまりません。

  • 自動のまま: 表の値より軽くなることも、重くなることもある
  • 手動で固定: 表の値に近づきやすくなるが、通信が不安定だと止まりやすくなる
  • 音声だけ再生できるサービス: さらに大きく軽くなる場合がある

データ量を読みたい月は、画質を手動で固定してみると、見積もりと実際が近づきます。ただし、固定は止まりやすさと引き換えです。

「時間」で決まるという誤解

いちばん多いつまずきが、ここです。

「昨日は3時間見たから、たくさん使った」という言い方は、半分だけ合っています。時間は掛け算の片方でしかありません。もう片方の「1秒あたり」を見ないと、答えは出ません。

誤解しやすい点を並べます。

  • 誤解: 見た時間が同じなら、消費も同じ。→ 実際: 画質が違えば、数倍から数十倍ひらくことがあります。
  • 誤解: 一時停止していれば減らない。→ 実際: 先読みのために、しばらくデータを受け取り続けることがあります。
  • 誤解: 途中でやめれば、その分だけで済む。→ 実際: 再生した先までは受け取っているため、見た時間よりやや多くなる場合があります。
  • 誤解: ダウンロードして見るほうが重い。→ 実際: 同じ画質なら量は近く、同じ動画を何度も見るならダウンロードのほうが軽く済むこともあります。

データ量から進む動画ルート

重さの正体が「1秒あたり」だとわかると、ギガの減り方に説明がつきます。ユイがノートに書いた「1時間=何ギガ?」の下には、いま式が一行増えています。

画面のむこう側では、1秒ごとに箱が届いています。その箱の詰まり具合を選ぶのは、じつは自分の側です。

1か月分を計算するワークとクイズ

紙でもスマホのメモでもかまいません。次の式に、自分の数字を入れてみてください。

1時間あたりの目安(GB) × 1日の視聴時間 × 30 = 1か月の目安(GB)

たとえば、標準画質(0.7GBとする)で1日1.5時間なら、0.7 × 1.5 × 30 = 約31.5GBです。HD(2GBとする)で同じ1日1.5時間なら、2 × 1.5 × 30 = 約90GB。同じ生活なのに、3倍近く違います。

出した数字と、契約しているデータ容量を並べてください。足りているなら、画質を上げる余地があります。足りていないなら、上げるのは家のWi-Fiのときだけ、と決められます。

Q1. 動画のデータ量は何で決まりますか?

A. 1秒あたりのデータ量と、再生した秒数の掛け算で決まります。時間だけでは決まりません。

Q2. Netflix公式例で、4K動画1時間の最大目安はどれくらいですか?

A. 最大約7GBです。別サービスでは圧縮方式、内容、自動画質が異なるため、利用先の公式案内を優先します。

Q3. 自動画質のとき、目安が読みにくいのはなぜですか?

A. 視聴中に画質が切り替わり、重い時間と軽い時間が混ざるためです。

LAB WHITEBOARD

自分の言葉で説明してみよう

「動画1時間あたりのデータ量が画質でどれだけ変わるかを、1秒あたりのデータ量という考え方から説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。